飼い主に見捨てられた子のために・・・



血統書つきですが、飼い主が腎臓透析で捨てられ
この子は2年間庭にいます。
我が家の猫の額の庭に来た猫達は、半分は触れないほどの警戒心にあふれた一般には野良猫と呼ばれる猫と、半分は非常に人懐こく(中には避妊手術済みで、うっかり再度手術したケースもある)多分飼われていたであろう、またはペットショップなどで購入したであろう、この両極端な猫が路頭に迷って庭にやってくるケースが多いのです。

元飼い猫については、引越しと病気や去勢してもスプレーが治らないとか、新しいペットの購入で捨てられたなどの理由が見たところ多いのですが、野良猫に至っては子猫時代に餌やりは結構ためらわずにしていて、あとは「大人になれば勝手にどこかで自立する?」との理論の基に、ヒートの時期以降は追い払われて(また猫達も時期が時期なのでじっとしてませんが)、約2ヵ月後に苦労してどこかで出産し、生き残った猫と親猫がまた同じ目に遭うという感じです。

そういうわけで私は子猫を一度も育てたことがなく、自然と庭にくる老猫・妊婦猫・行き倒れた子専門になりました。
よく「猫が死ぬ時姿をくらます。」と言われますが、その場所が我が家の庭のようです。

調子が悪そうでも手当てをすると皆なんとか立ち直り、中にはウィルス疾患や障害がありながらも長生きして頑張る猫もいます。
「生き物に興味が少しでもあり、可愛いからとか可哀想とかでかわった以上、また購入した以上は繁殖を含め最後まで面倒を見てやるとか、安楽死を含め看取る努力をするまでの自覚を持って欲しいものだ。」と非常にこの事態に困惑しています。
放してもそうやすやすと居場所や餌が見つかるわけもなく、その証拠に獣医さんに連れて行くと猫の状態はあまり良くありません。
猫には何の罪はありませんし...。

出来るだけの事(不妊手術・ワクチン接種・室内飼育)はしますが、個人の体力や財力には限界があります。
窓に映る猫の姿から「あそこは好きだから、何とかしてくれる。あそこに飼われると幸せになれるよ。」という虫のいい勘違いと、その風評で何度も泣いています。
しかし猫は捨てられてもっとパニックでしょうから、本人に辛く当たるわけにもいきません。

写真の猫に関しては、近所に猫に餌やりをするのが好きな方と、この子を家から閉め出した飼い主さんが居られるので、とりあえず庭に雨宿りの小屋を置き、トイレは家の庭でさせています。
警戒心がなく常に人恋しそうだし、またよく怪我もしているのでこのままでは可哀想な気がします。
また、一生懸命すりすりアピールしているのに、それを図々しいと嫌う方もいるし・・・
猫が嫌いな方は、もう猫の存在自体駄目なんですね。
猫は一見自由に歩き回っているようでも、現実は身の置き所がなさそうで、こういう中途半端な飼い方の結果はとても可哀想です。
全ての人が「命あるもの」という認識を持って、一生可愛がってやってほしいと思います。


すのこを利用し、捨てようとしていた折り畳みの足をつけました。

豆コタツいれていますがホットカーペットだけでもいいし、天板の部分も暖かいので、喧嘩で中にはいれなくても上に乗れば暖かいです。

やぐら炬燵が電力を使わないので人間用として購入し、結局猫にあげた形になってしまいました。
普通の炬燵もありますが、猫が増えスノコと廃材の足で2台目を作りました。
(普通の炬燵も天板を外せば、中からあぶれた猫は上で温まれますよね。)











縁側と小屋をプラ段で作り、増築(奥の右側)まで作り牛猫がやってきました。(ひどく喧嘩をします。)

余った材料で小屋を作りました。
衣装ケースでも良いのですが、それで作ってみると温度差からか冬は結露というか底に湿気が溜まりましたので止めました。
またベニヤ板でもあと2つ小屋を作ったのですが、ペンキを塗っても防水の面では養生板が一番のようです。

ここにも、いつの間にか(餌がなくても)やはり不幸な猫が来て小屋に入り、争いが絶えません。









































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